プラットフォームを共有しながらも、クーペ風の斬新なエクステリアや20インチを履きこなす専用サスペンション、超高張力鋼板の採用を増やしたボディ、そして「ランドローバー」か「レンジローバー」かというブランドの違いで、「レンジローバー・イヴォーク」の影に隠れがちなのが「ランドローバー・フリーランダー2」です。
スタイルや質感は別にして、ストローク感のある良好な乗り心地や四角いフォルムと死角の少ない視界、「コマンドポジション」と呼ばれる運転姿勢など、個人的には後者の方が好みだったりします。「新しければいい、カッコ良ければいい」ワケではないのは、嗜好の雰囲気が漂う輸入車には顕著のような気もします。
さて、「まだまだフリーランダー2は売っていくぞ!」というメッセージなのか、お膝元イギリス・ホイットリーから「HSEラグジュアリー」、「XS」仕様の導入というニュースが届きました。
両仕様は2015年モデルとして投入されるもので、「HSEラグジュアリー」はボディ同色のシル、ドアハンドル、ミラーキャップが含まれ、フロントグリルとベントは鮮やかな色味のアトラスで仕上げられています。足元は、スパークリングシルバーの19インチホイールが引き締めます。
インテリアでは、ウィンザーレザーの8/6ウェイ電動調整機能付シート、グランドブラックのラッカー仕上げのドアハンドル、ステアリングホイール、インテリアフィニッシャーなどが目を惹くその名のとおり、ゴージャスな仕様。
「XS」仕様は、ダークアトラス仕上げの新しいグリルバーとサイドベント、そして17インチ・アンスラサイト・アロイホイールを採用。また、フロントフォグランプ、ボディと同色のシル、ドアハンドル、そしてミラーキャップが上質さを醸し出しています。
インテリアでは、6/4ウェイ電動調整機能付のパーシャルレザーのシート、フロントとリヤのアームレスト、そしてドライバー用ランバーサポートも装備。
さらに、両仕様に「ダイナミック・エクステリア パック」が設定されているのも注目で、ルーフスポイラーや明るいカラーのエグゾーストテールパイプ・フィニッシャー、グロスブラック仕上げのフロントグリルとサイドベント、そしてボンネットとテールゲートを飾るグロスブラック仕上げのバッジをパッケージングされています。
新しいグロスブラック仕上げの19インチ10スポーク・アロイホイールは、グロスブラックのテーマを踏襲。室内では、2トーンの6/4ウェイ電動調整機能付ダイナミックレザーシートとともに、オプションで用意。インテリアのフィニッシャーはシルバーまたはブラックマトリックスから選択できます。
(塚田勝弘)