昨年の「CEATEC JAPAN」や東京モーターショーで出展されたコンセプトモデルの進化版「TOYOTA i-ROAD」が3月24日から6月上旬まで10台だけではありますが、首都圏を走っています。
これは、同車の日常的シーンでの使い勝手を検証するモニター調査で、「i-ROAD」に興味・関心をもつ一般の人や、新規性の高い商品に幅広い見識を持つ有識者など計20名程度を対象に車両10台を用いて実施されるもの。
「i-ROAD」を普段の生活の中で使った際の使用感や満足度をはじめ、都市部利用での使いやすさ、目的地選択に与える影響や行動変化など、新しいモビリティとしての利用価値を検証するそうです。
なお、今回のモニター用車両では、利便性や視認性をさらに向上させるとともに、リヤまわりをより軽快感のあるデザインに変更。さらに、ワクワクした気持ちと高揚感で乗れるようにと、全5色のカラーバリエーションを設定しています。
同車両は、愛知県豊田市で実証運用を行う都市交通システム「ハーモ」にも投入されており、3月初旬よりすでに公道走行を開始。
日産も横浜市ですでに「チョイモビ」のワンウェイ型カーシェアリングの実証実験(1年間)をすでに開始しており、みなとみらいではすっかり街に溶け込んでいます。
近場の移動手段がカーシェアリングを含むクルマやオートバイ、コミュニティサイクルを含む自転車などからこうした1人〜2人乗りのEVにシフトするのか、使い分けが進むかはこれから明らかになるはず。
いずれにしても、より便利に安全に、安価に使えるのであればユーザーとしては大歓迎です。
(塚田勝弘)