「すべてシリーズ」の原点となる「日本の傑作車シリーズ」が電子書籍で復刊!!

2014年3月4日(金)発売の「新型スカイラインのすべて」で「ニューモデル速報・すべてシリーズ」は495弾を数えます。もうすぐ500号に届こうとするこのシリーズですが、実は前身ともいうべき幻のシリーズがあります。

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それは、「すべてシリーズ」スタートの1981年から遡ること9年前、1972(昭和47)年8月に始まったこちらの「傑作車シリーズ全14冊」です!

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ごらんのとおり、まずシリーズ名がしぶい。タイトルが明朝体!読むとき正座しなきゃいけない感じ!!
気になる中身は……だけど、表紙は古文書のようだ?これって手に入るの?? 

そんなあなたに朗報です。
この「日本の傑作車」シリーズが電子書籍で復刻します。読めるんです!

 現在までの「すべてシリーズ」最新作は上記の「スカイライン」(V37)ですが、奇しくも「傑作車シリーズ」の記念すべき第1集も「スカイライン」。

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主役はハコスカの愛称で知られる3代目……なのですが、表紙はイラスト!

 中を見てみると、センター(本の中央のことで、閉じているホチキスが見えるページ)が唯一のカラーで、あとは全部モノクロ。かなり重々しい雰囲気です。。。

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第1集ではしぶいイラストだった表紙も第2集「ホンダ・シビック」以降は写真となり、シリーズ名もロゴ化されて洗練されました‥‥が、「スカイライン」ではカラーだったセンターページが2色刷りに降格……。きっと、オイルショックの影響ですね。

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さて、この「傑作車」シリーズ、「すべて」の前身とはいえ、見た目ともどもその構成や雰囲気、企画内容は、現在の「すべて」と必ずしも一致するものではありません。現在の「すべて」の主要コンテンツでもある試乗や使い勝手ページ、縮刷カタログもありません。

しかし、その後の「すべて」に継承される技術解説やデザイン、開発者の談話は掲載されているし、写真・イラストの点数も含めた内容の濃さたるや、現在の「すべて」に負けず劣らず!

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今よりもはるかに技術が未熟で、今よりもはるかにコンピューターへの依存度が低かった頃のクルマの造りがどんなものだったのか。そんな時代の開発者たちは、自らが手がける新型車にどんな思いを託していたのか。

クルマの製造技術がおぼつかなかったなりに、次の新型車のエンジンや足まわり、スタイルや室内外の造り込みをどうしてやろうか?……開発陣の情熱と息づかいが、ひしひしと伝わってきます。

今と昔の対比も鮮やかに感じられ、クルマ好きの方はもとより開発に従事する自動車メーカーの方にもオススメできるような名シリーズです。是非のぞいて見てはいかがでしょう。

現在、「第2集 ホンダ・シビック」(http://car.as-books.jp/pickup/_SWF_Window.php)を無料で全ページ読むことができます!期間限定/PC限定ですが、ぜひ、当時の誌面の雰囲気をお確かめ下さい。

また、書くシリーズは今だけ、各1000円(通常定価1500円)で購読可能です。(クルマの本屋

http://car.as-books.jp/campaign.php?no=393

 さらに、お得なセットも今だけ、7000円(通常定価20000円)となっております。(日本の傑作車セット[全14冊]【期間限定:特価セール中(~3/31)】http://car.as-books.jp/books/info.php?no=PKG19731030

(山口尚志)

■日本の傑作車シリーズ【LINE UP】

第1集 ニッサン・スカイライン
第2集 ホンダ・シビック
第3集 コロナ・マークII
第4集 スバル・レオーネ
第5集 マツダ・サバンナ
第6集 セリカ/カリーナ
第7集 ダットサン・ブルーバードU
第8集 ダットサン・サニー/エクセレント
第9集 いすゞベレット
第10集 コルト・ギャラン
第11集 マツダ・カペラ
第12集 ニッサン・フェアレディ
第13集 カローラ/スプリンター
第14集 トヨペット・コロナ

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