日本自動車輸入組合によると、本年2月度の輸入車登録総台数は31,271台(前年同月比+21.5%)で、うちVWが6,837台(同+21.5%)を占めており首位を維持。
2月度の販売で過去最高台数だった5,640台を大幅に上回り、記録を更新した模様。
これを好調なBMW(MINI込みで5,457台)とメルセデス・ベンツ(5,069台)が追う構図となっています。
輸入車のシェア内訳はVWが約22%、BMWが約17%、メルセデス・ベンツが約16%で、この3社が輸入車の半分以上を占めている状況。これは1月からの累計でも同様。
輸入車の販売はここ数年顕著に伸びており、2013年度の総販売台数で上位10位圏内にVW車が1位:ゴルフ(23,858台)、5位:up!(12,322台)、7位:ポロ(11,698台)、8位:ビートル(10,004台)と計4車種ランクインしています。
ちなみに2位はBMW 3シリーズ(18,739台)、3位:BMW MINI(16,982台)、4位:メルセデス・ベンツAクラス(12,440台)、6位:メルセデス・ベンツCクラス(12,238台)、9位:メルセデス・ベンツEクラス(9,423台)、10位:Volvo V40(9,246台)の順位。
VWの主力車種である「ゴルフ」は長年に渡って販売台数1位の座をキープし続けており、特に2008年以降は2位との差を広げつつある状況。
昨年4月に日本に導入された7代目「ゴルフ」は安全性や静粛性、乗り心地が大幅に向上しており、中でも19.9km/Lの低燃費と高い動力性能を兼ね備えた1.4L気筒休止式ターボエンジン搭載の「ハイライン」が299万円という比較的リーズナブルな価格で人気を博しています。(エコカー減税100%対象車)
VW車を販売するVGJ(フォルクスワーゲングループジャパン)は今年1月末よりビートルやup!、ポロ、パサートなど4モデルの特別限定車を相次いで設定。
また「up!」と「ポロ」に1.99%の特別低金利や、初回登録から5年間に渡って点検・部品代を無償とする「ソリューションズ5年フリーメンテナンスキャンペーン」を適用。
こうしたサービス体勢の充実により、輸入車購入への安心感を高めた事もVW車全体の販売増に寄与した模様。
今年1月にはワゴン版の「ヴァリアント」(269.5万円~)が追加導入され、さらに最上級グレードとして最高出力280psを誇るフルタイム4WDの「R」グレード(510万円)も2月に発売されたばかり。
商品性の高さと販売努力の相乗効果で今後もVWの快進撃が続きそうです。
■VW Golf R Webサイト
http://golf-r.jp/
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