みんな大好き、ドライブの帰りでも、わざわざクルマでも出掛けたくなる回転寿しですが、お客さんの目の前をグルグル回ってて、衛生面ではどうなの?という疑問を持っていた人も少なくないかも知れません。
以前は「寿司キャップ」と呼ばれる透明なプラスチックのカバーを、寿司が乗ったお皿にかけていた光景を良く見かけたものです。けれど、これは寿司の乾燥を防ぐのが大きな目的で、現在は流れている時間で管理されるのが主流でほとんど使用されなくなったそうです。
ところが、そうなってくると、ノロウイルス、インフルエンザなどのウイルス、細菌による感染の心配が持ち上がります。
不特定多数の目の前を寿司が流れるレーンに、つばの飛沫などから感染することへのリスクはあったはずです。
こうしたリスクを軽減するため「くら寿司」が開発したのが「鮮度くん」です。
寿司をカバーすることでインフルエンザウイルスなどの感染リスクを軽減でき、お皿を持ち上げるだけでパカッと開く仕組みで、お客さんにも好評だと言います。
また、厨房で寿司をセットするときも、従業員は「鮮度くん」のフタに手を触れる事がないので、感染のリスクはさらに軽減されるというわけです。
現状で、大手回転寿しチェーンで「鮮度くん」のようなインフルエンザなどウイルス感染のリスクを低減する仕組みを持っているのは「くら寿司」だけだとか。
アメリカでは寿司キャップもしない無防備な回転寿しは開店を認められないほどだといいます。
回転寿しなんてどこでも一緒、と思っているアナタ、食の安全に気を遣って選ぶのも重要なポイントと言えるんじゃないでしょうか。
(小林和久)