回転寿しのリスクを軽減するアイテムがあった!

みんな大好き、ドライブの帰りでも、わざわざクルマでも出掛けたくなる回転寿しですが、お客さんの目の前をグルグル回ってて、衛生面ではどうなの?という疑問を持っていた人も少なくないかも知れません。

Kurazushi_Sendo_Kun_04

以前は「寿司キャップ」と呼ばれる透明なプラスチックのカバーを、寿司が乗ったお皿にかけていた光景を良く見かけたものです。けれど、これは寿司の乾燥を防ぐのが大きな目的で、現在は流れている時間で管理されるのが主流でほとんど使用されなくなったそうです。

ところが、そうなってくると、ノロウイルス、インフルエンザなどのウイルス、細菌による感染の心配が持ち上がります。

不特定多数の目の前を寿司が流れるレーンに、つばの飛沫などから感染することへのリスクはあったはずです。

こうしたリスクを軽減するため「くら寿司」が開発したのが「鮮度くん」です。

Kurazushi_Sendo_Kun_05

寿司をカバーすることでインフルエンザウイルスなどの感染リスクを軽減でき、お皿を持ち上げるだけでパカッと開く仕組みで、お客さんにも好評だと言います。

また、厨房で寿司をセットするときも、従業員は「鮮度くん」のフタに手を触れる事がないので、感染のリスクはさらに軽減されるというわけです。

現状で、大手回転寿しチェーンで「鮮度くん」のようなインフルエンザなどウイルス感染のリスクを低減する仕組みを持っているのは「くら寿司」だけだとか。

アメリカでは寿司キャップもしない無防備な回転寿しは開店を認められないほどだといいます。

回転寿しなんてどこでも一緒、と思っているアナタ、食の安全に気を遣って選ぶのも重要なポイントと言えるんじゃないでしょうか。

(小林和久)

 

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
続きを見る
閉じる