実は「歴代スカイラインのすべて」をしげしげと眺めていて、ふと気づきました。ひょっとして新型V37スカイラインには、あの幻のスカイライン「プリンス・スカイラインスポーツ」の面影があるのではないかと・・・!?。
「プリンス・スカイラインスポーツ」(BLRA)といえば、初代プリンス・スカイラインセダンをベースに、イタリアのミケロッティの手による美しい2ドアボディと直4・1.9Lを搭載したスペシャルモデルです。本革張りシートが奢られた内装はとても優雅で、クーペとコンバーチブルが存在しました。非常に高価だったために約60台しか生産されず、「幻のスカイライン」と呼ばれています。
実際両車の写真を見比べてみると、フロントマスクではヘッドライトのつり上がり具合やグリルの量感に、またサイドでもリアのショルダー部分がキックアップしている点に、相通じるものを感じます。
あくまで個人的な感覚に過ぎませんが、「プリンスのデザインが、インフィニティに隔世遺伝している!」と勝手に解釈しています。
(拓波幸としひろ)