雪道もオフロードも楽々走る最新装備とは?【スズキ・ハスラー試乗記03】

今回はFFも4WDも走らせたのは味見程度で、ドライ路面でした。なお、2WDも4WDも足まわりは同じセッテイングで、タイヤもともにダンロップの「エナセーブ」を履いています。

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4WDはビスカスカップリング式で副変速機は備わりませんが、「A」をのぞく全車に軽自動車初の「ヒルディセントコントロール」と「グリップコントロール」を装備しているのが注目。

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前者は最近のSUVでは定番装備で、スイッチをオンにするとブレーキを踏まなくても一定速で下り坂をクリアできるもので、凍結路など滑りやすい路面で威力を発揮します。ハスラーのヒルディセントコントロールは、自動的に車速を7km/hでコントロール。シフトレバーが前進の「L」だけでなく、「R」つまり後進時でも作動し、約25km/h以下の時に作動しますので、「D」レンジのままだったり、「L」や「R」に入っていても25km/hを超えていたりすると作動しません。作動状況はメーター内に表示され、制御の作動をイラストと文字で確認できます。

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「グリップコントロール」は、雪道やぬかるみなどの滑りやすい路面で片輪がスリップした際に、駆動力を片側のグリップ輪に集中させることで発進をサポートするもの。こちらもインパネのスイッチをオンにすると作動しますが、スイッチオフと約30km/h以上になると自動で解除されます。

世界に誇るジムニーまでは要らないけれど、雪道や林道などでも安心して走りたいという人にハスラーは刺さるはずです。

■走りも個性的!? 安定のコーナリングとハード目な乗り心地に驚き【スズキ・ハスラー試乗記01】
https://clicccar.com/2014/01/25/244884/

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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