米デトロイトのコボ・センターに於いて1月13日~26日までの会期でデトロイト・モーターショー「NAIAS (America International Auto Show)」が開幕。
前回は62カ国から5,000人のジャーナリストが参加、795,416人の一般客が来場者するなど毎年年初に開催される恒例のビッグイベントとなっています。
ちなみに昨年12月度の米国新車販売台数は136万台(+0.3%)と前年並みだったものの、通年では累計台数が6年ぶりに1,500万台を超えて1,560万台(前年比+7.6%)に到達。
2014年度に於ける新車販売台数はリセッション前の水準に近い1600万~1650万台(+5.8%)と予想されています。
このようにすっかり元気を取り戻した米車勢ですが、販売競争激化で再び値引きによる収益圧迫が起きているようで、既に消耗戦の様相との情報も。
とは言え、雇用や消費の回復基調に加えてFRB(米連邦準備制度理事会)の量的金融緩和に伴い低金利の自動車ローンも奏功して米国市場全体としては年間を通じて堅調に推移している状況と言えそう。
そうした背景も有ってか、今回のショーでは省エネや環境よりも動力性能が重視された時代に逆戻りしたような印象も。 自動車各社からはハイパフォーマンスモデルが登場しています。
GMは北米カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた「シボレー・コルベット」のスポーツモデル「Z06」をワールドプレミア。
欧州勢はBMWがM235iやM3、M4を、ポルシェが911タルガ4とタルガ4Sを披露。
またアウディは「S8」や「allroad shooting brake」をワールドプレミアしました。
その他にもメルセデスが新型CクラスやS600、GLA 45 AMGをお披露目。
勿論、日本勢も負けていません。レクサスが「RC-F」をワールドプレミア。
トヨタはスープラ後継と思われるコンセプトカー「FT-1」を初公開。
スバルは「WRX STI」を出展。
日産は「 Sport Sedan Concept 」を出展。
このように好調を取り戻した米国新車市場に合わせた「パワフル」な出展車が目立つ傾向にあります。
■デトロイトモーターショー2014 Webサイト
http://www.naias.com/home.aspx
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