2001年5月に設立されたルノー・ジャポンは、インポーターとしてはまだ日が浅いですが、09年以降4年連続で前年越えとなり、2013年は3771台(前年比121.3%)という過去最高の新車登録台数を記録しています。
2013年はルノー・カングーのフェイスリフトから始まり、ルノー・ルーテシア、ルーテシアR.S.など、新しいルノー顔のスポーティなデザインや走りが評価された証拠でしょう。
オートサロンの会場で初披露された「メガーヌ ルノー・スポール ジャンダルムリ」は、わずか20台の限定車。
フランスの高速道路を取り締まる警察組織である国家憲兵隊(GENDARMERIE/ジャンダルムリ)が2010年から高速道路警備隊用車両として使用されている「メガーヌ ルノー・スポール」をイメージした専用ボディカラーをまとっています。
専用ボディカラーである「ブルー ロワ」のほか、ストップ&スタート機能、減速時、ブレーキング時のエネルギー回生である「エナジースマートマネジメント」のほか、「ジャンダルムリ」公認専用デカールの専用装備を標準装備し、価格は389万円です。
フランスの高速道路警備隊は、ニュルブルクリンクでの量産車FF最速ラップを誇るメガーヌR.S.の265ps/360Nmの動力性能をはじめ、強力なストッピングパワー、高速道路での正確なハンドリングなどを評価し、現在約70台が任務に就いているとのこと。
日本の高速道路専用パトカーの限定車が出たらコスプレだと思われそうですが、メガーヌR.S.だと絵になるから不思議です。
(塚田勝弘)