1月6日からアメリカ・ラスベガスで開幕したInternational CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)でアウディが初披露した「アウディ・スポーツ・クワトロ・レーザーライト・コンセプト」は、車名からも分かるように、昨年9月のフランクフルトモーターショーでお披露目された「アウディ・スポーツ・クワトロ」の発展形。その名のとおり、新開発となるレーザーライトを搭載しているのが特徴です。
レーザーライトは、LEDとレーザーからなるデュアルヘッドライトで、ハイビーム用のレーザー、メインとなるロービームにLEDを使い、レーザーハイビームはLED式のハイビームよりも約3倍の明るさと約2倍となる500mの照射範囲を実現。
「アウディ・スポーツ・クワトロ・レーザーライト・コンセプト」の最大の特徴が、e-tron技術を活用したPHVであることで、システム出力は515kW(約700ps)を発生し、2.5L/100kmという超低燃費を達成しています。
エンジンは4.0LのV8で、最高出力は約560ps、最大トルクは700Nmに達し、8速ティプトロニックとの組み合わせ。
EVモード、ハイブリッドモード、スポーツモードの切替が可能で、0-100km/hは3.7秒、最高速は305km/hとスーパースポーツカー並みの動力性能を誇っているのにも注目です。
全長は約4600mm、全幅は約1965mm、全高は約1385mmとショートボディでありながらかなりのワイド&ローフォルムにより、「アウディ・スポーツ・クワトロ」を新しい進化のステージに引き上げているスタイリングも注目で、2014年のアウディはデザインと先進装備に要注目といえそうです。
(塚田勝弘)