濃厚なマツダらしさは1.5Lガソリン【マツダ・アクセラ試乗記04】

【マツダ・アクセラ試乗記03】でお伝えしたとおり、まだ登録ができないディーゼルを別にすると、新型アクセラの隠れた(?)買いグレードは「1.5Lのガソリン」だなぁ、と高速道路を含め再度試乗の機会を得て実感しました。

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前回の試乗ステージは雨交じりの伊豆の山中で、中・低速域のフットワークは存分に味わえましたが、今回は横浜ベイブリッジを含む首都高速。速度域が上がっても好印象は変わりませんでした。

確かにトルクもパンチ力もガソリンの2.0Lには譲りますし、驚くほど速いわけではありませんが、低速トルクも不足を感じさせないうえに、気持ちよくスムーズに吹け上がりますから法定速度プラスアルファ程度内でメリハリのある加減速を楽しむなら、1.5Lの方が向いています。まさに「ちょうどいい」感じです。

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また、100km/h時のエンジン回転数は2.0Lが2100rpm、1.5Lが2300rpm前後で、回すと当然ながら1.5Lの方が騒がしくなりますが、目くじらを立てるほどではありません。

アクセラ・ハイブリッドも駆動力の伝達具合は、何か物が挟まったようなプリウスのように不感帯はなく、ハイブリッドとしてはよく分かる方ですが、ダイレクト感はガソリン車、とくに1.5Lだと明確に感じることができます。

タイヤの仕事ぶりが最もよく分かるのも1.5Lで、ハンドリングのリニア感も1.5Lがスッキリしていて好感が持てます。

■新型アクセラ・ハイブリッドはプリウスとどう違う?【マツダ・アクセラ試乗記01】
https://clicccar.com/2013/11/10/235319/

■新型アクセラの悩みどころ!? ハイブリッドかディーゼルを選ぶか?【マツダ・アクセラ試乗記02】
https://clicccar.com/2013/11/11/235554/

■新型アクセラの「買い」はディーゼルでもハイブリッドでもない!?【マツダ・アクセラ試乗記03】
https://clicccar.com/2013/11/14/236086/

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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