世界64カ国にネットワークをもつボルボ商用車部門の一翼を担うUDトラックス。日本発のモノ作りとボルボ商用部門の強みを活かした大型トラックをリリースしていますが、プレスブリーフィングでは、サッカーで鍛えたという社内ランナーが登場し、UDトラックスの過去から現在、未来が映し出されたスクリーンの前で走るパフォーマンスも。
展示ブースでは、10%以上の燃費改善を目指す実験車両「クオン・フューエル・デモンストレーター」をお披露目。エンジンを11Lから8Lにダウンサイジングすることで燃費を改善し、GPSや地図データを活用し、坂道やカーブで車速を制御する「アドバンスド・ドライバー・アシスタント・システム」を採用し、エアロダイナミクスを高めたフォルムなどとともに、トラックの燃費向上の新たな試みとして注目を集めています。
そのほか、新興国向けの大型トラック「クエスター」を日本で初公開。鉱山開発や建設現場などでの使用を想定したモデルで、エンジンは390ps/1800Nmで直列6気筒の11Lで、9速マニュアルトランスミッションを搭載。
日本を含む先進国向けとしては、フラッグシップの「クオン」があり、ブースでは12速電子制御式トランスミッションで2ペダル式の「エスコット-5(ファイブ)」のカットモデルのほか、410ps/1814Nmを発揮する直列6気筒インタークーラーターボの「GH11」型エンジンのバーチャルツアーなどを体感できる展示も用意されています。
(塚田勝弘)