やって来ましたマツダブース。事前に発表された展示車種リストにはなかったものの、プレスカンファレンスではサプライズとして新型ロードスター(来年発売!?)の公開が………
ありませんでした。残念。
そんなマツダブースの展示は、発表されたばかりの新型アクセラの大量展示。
右を向いても左を向いても、上も下もアクセラ三昧です。
この新型アクセラのポイントは、パワートレインの種類が多いということ。
1.5Lと2.0Lのガソリン、2.2Lのディーゼル、そして2.0Lのハイブリッドと4種類もの動力源を用意しているんです。
個人的には2.2Lのディーゼルに、マニュアルで乗るいいですね。
そんなアクセラたちの中でも、マニアックな注目車はフロアにひっそりと飾られていた1台。「マツダ3 SKYACTIV-CNG Concept」です。
見た目は普通。ですが、ガソリンエンジンをベースにCNG(圧縮天然ガス)でも走れるように改造されたバイフューエルなんです。天然ガスはガソリンに比べるとエネルギー密度が低いものの、燃費はガソリンよりも優れ、値段もリーズナブル。つまりランニングコストが安く済む燃料。環境にもやさしい、今後に期待できるエネルギー源なのだとか。
燃料は運転席で切り替えられるので、CNGが手に入らないときにはガソリンでも走行可能。
でも、個人的に注目したのは、このクルマがアクセラのようで実はアクセラじゃないこと。
「MAZDA3」(アクセラの海外名)なんです。だから、ナンバープレートも日本仕様とは違って横長タイプ。
どこの国の仕様かというと、イギリス向けなんだそうで。
メーターはマイル表示(←見えない)。そして、ウインカーレバーは左側についています。
こんな「普段は日本でお目にかかれないモデル」をチェックできるのもモーターショーの醍醐味ですね。
マツダブースに来たら、アクセラのようでアクセラじゃない「マツダ3」を要チェックですよ。
ちなみに市販化は未定の、参考出品車両です。
(工藤貴宏)