各メーカーの先端の自動運転の最前線まとめ

最近キーワードになっている「自動運転」。GMが1950年代からすでにトライしていた夢の技術です。その狙いは交通事故減で、某メーカーの試乗会で「ぶつからないクルマ」が「ぶつかってしまった」というニュースも流れました。公式発表はまだのようですがこれもまた操作ミスではないか? という予想ができます。

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交通事故は人間によるミスが9割を占めるといわれていますが、政府は2020年までに交通事故による死者を2500人以下にすることを数値目標に掲げています。ほかにも、渋滞解消による燃費向上、高齢者の運転サポートなどメリットが上げられます。

では、日産が「2020年までに」と掲げるように、どれくらい現実性があるのか、最新事情をまとめてみました。

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日産:車両の周囲360度を5つのレーザーと5つのカメラで常時モニターし、ほかのクルマと遭遇すると人工知能が相手の動きを予測し、蓄積された知識から状況に応じて適切な運転が可能。信号機のない交差点や路上駐車しているクルマなどを追い越すことができる。公道の実証実験が可能なナンバーを取得。

Google:360度レーザースキャナを使い、GPSとマップデータとGPSを活用。50万km以上の実証実験をクリア。

トヨタ:700MHzのプラチナバンドを使い、車車間通信技術を使い車間距離を維持。「レーントレースコントロール」によりコーナーでは最適なラインを計算してラインをトレースする。2010年代半ばまでの導入を目指す。

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そのほかにも、メルセデス・ベンツは全車速域で速度/車間/操舵制御を、BMWやフォルクスワーゲンは主に高速道路で速度/車間/操舵制御の取り組みをしていますが、フォルクスワーゲンはアメリカの自律走行車レースで実績を積み上げており、部分的なオートパイロットが実現する日も遠くないとしています。

■「Google」の自動運転が人よりも運転がウマいって本当?
https://clicccar.com/2013/11/14/235882/

■自動運転は2020年に実用化可能か?
https://clicccar.com/2013/11/11/235545/

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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