テスラモーターズがApple副社長をヘッドハンティング

テスラの最新EVであるモデルSに試乗した際に驚かされたのは、圧倒的な加速感はもちろんでしたが、なんといってもインパネを占拠する巨大なスクリーン。ナビだけでなくサスペンションやブレーキの設定まで、車両の設定、操作をタブレットのようなモニターで行うことでした。

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先日、パナソニックとのEV用電池供給拡大のニュースが流れましたが、テスラはトヨタやダイムラーとも提携していて、着々と高級EVの地位を固めつつあるといえるでしょう。

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今回、プレスリリースで発表されたのは、新車開発の車両プログラムを担当するダグ・フィールド氏をAppleのバイスプレジデント、つまり副社長をヘッドハンティングしたというもの。

MacBookProなどノート型パソコンの開発を指揮したという、ダグ・フィールド氏がテスラに入るとなると意外な気もしますが、フォードでそのキャリアをスタートさせたといいますから、畑違いというわけではありません。

EVはその究極かもしれませんが、クルマは今や「走る電子機器」と化しており、同氏の手腕がクルマのIT化だけでなく、「最高のクルマを開発する機会を与えてくれた」と語っていますから、今後のテスラから目が離せません。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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