トヨタRAV4に2.0リッターディーゼルAWDを欧州で追加

北米、欧州ではすでにフルモデルチェンジ、4代目となっているトヨタRAV4に2014年モデルのお知らせです。2.0リッターディーゼルターボAWDが加わることが発表されました。

rav4_diesel2014

これまでFWDとの組み合わせのみだった2.0リッターD-4DディーゼルターボにAWDが追加されるというわけです。そのエンジンスペックは以下の通り。

総排気量:1998cc
最高出力:91 kW(124馬力)/ 6000 rpm
最大トルク:310 Nm /1600 – 2400 rpm
エミッションレベル:Euro 5 

変速機は6速MTのみ。FWDでは127 g/kmだったCO2排出量は136 g/kmとなっています。AWDによる燃費性能悪化は最小限に抑えられているといえるのではないでしょうか。

そのAWDシステムは、速度・舵角・ヨーレートに基づき、前後トルク配分を行なう「ダイナミック・トルクコントロールAWD」を採用。前後100:0~50:50までのトルク配分を自動的にコントロールするということです。またラフロードにおいては前後50:50へ固定するロックモード(40km/h以下)も与えられています。 

日本への導入はないと見られるRAV4ディーゼルですが、 欧州市場向けRAV4には、この2.0リッターのほか2.2リッターも用意されています。

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(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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