ダイハツ・ムーヴに7万円高の標準ターボ追加

2012年12月のビッグマイナーチェンジで、燃費性能の改善、衝突回避支援システムの採用など大進化したダイハツの主力モデル「ムーヴ 」。軽自動車として初めてとなった衝突回避支援システム「スマートアシスト」は、約10万台も販売されたというほどの人気です。

そのムーヴに、新たなグレード「Xターボ」と「Xターボ“SA”」が追加されました。

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標準仕様のムーヴ「X」をベースにターボエンジンを搭載したのが「Xターボ」、さらにプリクラッシュブレーキなどからなる「スマートアシスト」を標準装備したのが「Xターボ“SA”」となります。

従来、カスタムの最上級グレードにしか用意されていなかったターボエンジンの設定を拡大することで、低価格で余裕の走りを求めるユーザー層に応える新グレード設定といえます。

いずれのグレードも駆動方式はFWDと4WDを用意、変速機はCVTとなっています。JC08モード燃費は、FWDが25.2km/L、4WDが23.4km/L。FWDはエコカー減税の免税レベル、4WDは75%減税レベルとなります。

インテリアでは、自発光式3眼メーター(盤面・ディスプレー色はアンバー)の新採用がターボグレードであることを示しています。 

この新グレード、メーカー希望小売価格は、1,270,000~1,441,000円。自然吸気エンジンの同等グレードと比較して、それぞれ7万円高の設定となっています。 

そのほか、ムーヴ全モデルにおいて60km/h以上での急制動に対して、自動的にハザードランプを点灯させ、後続車に注意を喚起する「エマージェンシーストップシグナル」を標準装備しています。

また、ボディカラーにファイアークォーツレッドメタリック、プラムブラウンクリスタルマイカ(メーカーオプション・21,000円高)をムーヴ、ムーヴカスタムともに新設定しています。

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(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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