10月20日に富士スピードウェイで決勝が行われた世界耐久選手権第6戦 富士6時間レース。
悪天候に見舞われセイフティーカーと赤旗中断で一切追い越し禁止のままレースというものがなされず15時40分ころにレース中断、そして終了となってしまいました。とりあえずレースは成立とされ、ポイントはハーフポイントとなりました。
本来なら追越が禁止なワケですから予選順位のまま結晶順位となるところですが、あまりの大雨の中でピットインするをするチームも多く、ポールポジションだったゼッケン1番のアウディもルーフのエアインレットのフィルターが雨で調子が悪くなりピットインを余儀なくされてしまいます。
予選2番手だったゼッケン8番のトヨタTS030ハイブリッドもピットスタートとなり、気がつけば中嶋一貴選手の乗るゼッケン7番のトヨタTS030ハイブリッドがトップ。
そのまま三度の赤旗中断でレース成立となり、ちょっとタナボタ感が否めませんが、ゼッケン7番のトヨタTS030ハイブリッドが優勝となったわけです。
運を味方につけることも立派なレースです。この調子で上海、バーレーンも優勝を狙っていただきたい、と切に願います。
(文・写真:北森涼介)