相反する2台のプリウス【REV SPEED杯レーシングECO耐久】

エゴとスピードの両方が争われるレーシングECO耐久。
当然、作戦の組み方もチームによって大きく変わって行きます。

周回数重視のプリウス
周回数重視のプリウス

特にハイブリッドの代名詞でもあるプリウスは、極端に作戦の違いを出してきました。一台は燃費がいいということを武器に全開走行で周回数を稼ぎまくる作戦。

超燃費重視のプリウス
超燃費重視のプリウス

そして、超絶燃費重視の作戦。燃費重視作戦といっても半端じゃありません。プリウスは低速域ならモーターだけで走れます。そこを生かして極力モーターのみで走行し、ガソリンはほとんど使わない作戦。下り坂はきっちり回生を使って充電しているようです。その結果、4時間で81周、平均速度50km/h弱、給油量7.77リットルで25.02km/l。123周走ったシビックよりも燃費で勝って上の順位に来ています。

ただし、同じプリウス対決では周回数重視の方が有利だったようですね。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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