波乱のオートポリス! 雨と霧で赤旗中断の予選【86/BRZレース参戦記17】

86/BRZレースのシリーズ第6戦は、九州のモータースポーツの雄、大分県のオートポリスで開催されます。阿蘇の外輪山の中という、四方八方を山に囲まれた場所にあり、山間の景色が拡がります。

台風の影響もあったのか、土曜日の予選が雨という予報は、以前からありました。
台風は方向が逸れて直撃される可能性はありませんでしたが、雨という予報は現実のものになったのです。
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しかも濃い霧を伴っていて、視界不良は深刻です。コース自体に高低差があるので、霧の薄い部分もあるのですが、濃い部分の場所では視界は100m以下という状況になってしまいました。

サーキットの場合、係員が振る旗が見えない状況だと、安全上の問題から走行できなくなります。当初は11時過ぎにスタートするはずだった予選はキャンセルされ、午後の天候回復を待つことになったのです。

霧は晴れませんでしたが、しかし15時過ぎ、予選は何とかスタートしました。
一時、強かった雨は、少し弱まっていました。

先頭でアタックラップに突入したのは、谷口信輝選手でした。
日本一のハコ遣いともいわれるテクニックを持つ、日本のトップドライバーのひとりです。その谷口選手が高い集中力を持って、完全なウエットの路面に全力でアタックをしていきます。その切れ味の鋭い走りで、2分25秒を切るタイムをマーク。そのタイムを後続のマシンが超えることができません。しかも谷口選手から2秒近く遅いタイムなのです。
谷口選手はさらにタイムアップして、そのままポールポジションを獲得。2位には最終アタックで大幅なタイムアップを果たした山野選手が入りました。3位は第4戦岡山で優勝した蒲生選手が獲得しまし

DTECチーム・マスターワンと坂本選手は、これまで雨を得意としてきました。
コンディションが難しくなるウエットレースで、他のドライバーを圧倒しオーバーテイクしていきました。この予選でもまた、そうした走りが期待されました。
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1回目のアタックでは6位で通過、後続のマシンに抜かれて10位まで落ちますが、その次のアタックで再び6位に順位を上げました。その後、一時雨足が強くなったのか、全体的にタイムアップせず、6位のまま予選も残り時間が少なくなっていました。

しかし、ここでコース上にアクシデントが発生して赤旗中断。予選は残り5分から、再スタートしました。
5分といってもコースインする時間が必要になるので、実質的にはタイムアタック1周だけの、1発勝負です。そこで多くのドライバーがタイムアップを果たしました。

坂本選手も前車とのスペースを空け、懸命にラストアタックをしましたが、コース中盤で遅いマシンに抑えられてしまい、それを追い越すためにタイムロスしてしまい、タイムを上げることはできませんでした。
逆に他のマシンがタイムアップしたために、順位を落とし、12位という結果になりました。
2013_GT7-00491(岡村神弥)