「CEATEC」のパイオニアブースでも多くの注目を集めていたのが新「楽ナビ」です。いままでカロッツェリアのハイエンド・ナビ「サイバーナビ」でしか享受なかった拡張現実ヘッドアップディスプレイの「AR HUD」ですが、今回の新しい「楽ナビ」に対応し、AR HUDも新しくなっています。その魅力は視線移動が小さくなることで、より安全運転に貢献してくれるはず。
2013年冬モデルの特徴は、新「AR HUD」に対応したのとトヨタやダイハツなどが最近続々と採用している200mmワイドコンソール(通常の1DINは180mm幅)モデルの投入、「エアジェスチャー」機能の拡充、ミュージックサーバーやBluetooth対応などが主な柱です。
200mmワイドコンソールの「AVIC-MRZ099W」は、トヨタとダイハツ車は直接接続できる電源ケーブルなどを同梱し、日産やスバルには別売の取付キットを使用することで取付可能。
さらに、手の動きだけで機能切替や操作できる内容を追加できるなど、ユーザーの声を拾うことで「エアジェスチャー」の機能を拡充。画面に手を近づけるとナビ/AVメニュー画面が表示される「お出かけランチャー」、さらにメニューを切り替えずに気になる情報を詳しく確認できる「チェックウィンドウ表示」、手を左右に振るだけで画面の切替やスケール変更など、手振り機能は17種類の中からひとつ設定できます。
「楽ナビ」の魅力であるスマートループ渋滞情報による高精度なルート検索はもちろん、「AVIC-MRZ099W/MRZ099」はCDから別売のSDメモリーカードにクラス最速の12倍でリッピングできるだけでなく、「ナビスタジオ」での編集も可能。
メディア対応はBluetooth、CD/DVD、SDメモリーカード、USB、iPod/iPhoneと多彩で地デジは4チューナー×4アンテナによる高画質を楽しめます。
200mmワイドコンソールの「AVIC-MRZ099W」、2D(180mm)の「AVIC-MRZ099」など11機種を投入。価格はオープンですが、「AVIC-MRZ099W」の店頭予想価格は13万円前後、「MRZ099」は12万円前後です。
(塚田勝弘)