メルセデス・ベンツMクラスがぶつからない装備など魅力大幅アップ!

1998年に登場したメルセデス・ベンツ「Mクラス」は、オンロード重視型の高級SUVジャンルを切り拓いた一台ですが、3代目の現行型は大型ボディと高級車そのものの重厚感ある走り、そしてクリーンディーゼルも設定するなど隙のないラインナップを誇ります。

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不満な点を挙げるならば矛盾しますが、大きすぎるボディで狭い住宅街では扱いにくいのと、万一の際のぶつからない装備が欲しいなという点でしたが、安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」と、360°カメラシステムの標準化を軸としたマイナーチェンジを受けました。

「レーダーセーフティパッケージ」は、SクラスやGLクラスなどにも用意されている安全装備。

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先行車追従型、車間距離維持の「ディストロニックプラス」、30km/h以内で作動し、死角に他車が入るとドアミラー内のマークが点滅、警告する「アダプティブブラインドスポットアシスト」、30km/h未満の場合衝突を回避する「プレ・セーフブレーキ」、走行レーンを外れるとステアリングが振動する「アクティブレーンキーピングアシスト」、突然、前方車が進路に入ると最大制動力が得られるようにアシストする「ブレーキアシスト・プラス」からなるものです。

360°カメラシステムは、日産のアラウンドビューモニターのような俯瞰で周囲の把握が可能なもので、駐車時や狭い場所でのすれ違いなどで威力を発揮。

さらに、ML 350 BlueTEC(ブルーテック) 4MATIC(フォーマティック)のアルミホイールを従来の18インチから「19インチ5ツインスポークアルミホイール」へ変更し、
ML 63 AMGは、ボディサイドにSUVらしいアクセントを加えて乗降性を向上する「ステンレス製ランニングボード(ラバースタッド付)」を標準化し、後席にもシートヒーターを追加装備するなど、装備面も充実しています。

価格は3.5L V6を積むML350 4MATICが760万円、3.0L V6直噴ターボディーゼルのML350 BlueTEC 4MATICが790万円、そして5.5LのV8直噴ツインターボを搭載するML63AMGが1510万円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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