フランクフルトモーターショー2013でポルシェ「918スパイダー」の市販モデルが公開されました。
同車は、918台限定のハイブリッド・スーパースポーツカーで、2013年11月からデリバリーが開始される予定。
ポルシェのレーシングカー開発に携わる技術陣と市販車の製造に携わっているエンジニアとの協力によって、設計、開発、製造が行われていると言います。
PHVシステムは4.6L V8 612psのエンジンに車両前後2個のモーターを組み合わせたもので、モーターの出力はフロントが130ps、リアが156ps、システム総出力では880ps以上と強烈なスペックを誇っています。
リチウムイオンバッテリー(7kWh)を採用しており、モーターのみで最大30kmのEV走行が可能とか。
付属のポルシェユニバーサルチャージャー(AC)により、ドイツの230 V家庭用電源から駆動用バッテリーを4時間以内でフル充電が可能。また日本で200Vの電源を使用した場合は約2.5時間で急速充電が可能と言います。
車両骨格部にはカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)を採用。優れたねじれ剛性を実現しており、車両重量は約1,640 kg。
EVモードでの最高速度は150km/hですが、エンジン+モーターによる0-100km/h加速は「カレラGT」凌ぐ2.8秒、最高速度についても345km/h以上にまで到達。
その一方で燃費はプリウスを上回る33.0km/L以上と、まさに省エネ時代のスーパースポーツカーと言えそうです。
ちなみにお値段の方も8500万円と、飛び切りスーパーな設定。
■Porsche 918 Spyder Webサイト
http://www.porsche.com/microsite/918/germany.aspx
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https://clicccar.com/2013/05/20/220456/
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