9月10日に開幕したフランクフルトモーターショーでレクサス RXシリーズの下位モデルとなる「レクサス NX」のコンセプトカー「LF-NX」がワールドプレミアされました。
次世代のレクサスユーザーに向けたコンパクトSUVで、エモーショナルな走りを予感させる力強いフォルムとなっており、スピンドルグリルや、ヘッドランプから独立させたL字型のクリアランスランプなど、レクサス独自のデザイン・アイテムを採り入れています。
インテリアは金属製レームの骨格に革を組み合わせた構成で、指を上下左右に動かすことで文字入力が可能な先進的なリモートタッチパネルを設定。
駆動方式はFFと4WDの2種類で、パワートレインには2.5L 直4ガソリンエンジンにモーターを組み合わせた「レクサスHVドライブ」を採用しており、高い走行性能と優れた環境性能を実現していると言います。
Web情報によると、既に「NX200t」、「NX300h」の2つの車名が商標登録済みのようで、市販モデルでは2.0Lターボと2.5L HVの2タイプが設定される模様。
車両サイズは全長4640mm×全幅1870mm×全高1630mm、ホイールベース2700mm。レクサスRX比で130mm短く、15mm狭く、60mm低く、ホイールベースが40mm短い設定。
<参考>
レクサスRX 全長4770mm×全幅1885mm×全高1690mm W/B 2740mm
LF‐NX 全長4640mm×全幅1870mm×全高1630mm、W/B 2700mm
米RAV4 全長4570mm×全幅1845mm×全高1660mm W/B 2660mm
コンンセプトモデルなので、ベルトラインから下が非常に分厚く厳つい外観となっていますが、現行レクサスRXのデビュー前に登場したコンセプトモデル「LF-Xh」でも同様にデフォルメされていた経緯が有ります。
「レクサスNX」は2014年初頭の発売が噂されていることから、開発車をベースにモデファイされている可能性が高い為、市販車相当にバランス調整してみたのが下画像。このまま市販されればかなりスポーティなルックスとなりそうな予感。
11月22日から一般公開される東京モーターショーに出展後、年内発売が噂される「ハリアー」と同じく、米国向け「RAV4」のプラットフォームがベースのようで、HVモデルの「NX300h」にはハリアーと同じ 2.5L 直4エンジンが搭載される模様。
2.0Lにダウンサイジングされたターボ版「NX200t」の登場も話題を呼びそう。 今後さらに「RAV4」が日本導入されれば、3兄弟のSUVが出揃うことになり、SUV人気の再燃が予想されます。
■IAA フランクフルトモーターショー2013
http://www.iaa.de/
■東京モーターショー2013
http://www.tokyo-motorshow.com/
〔関連記事〕
・レクサス「LF-NX」フランクフルトショーで公開のSUVコンセプト
https://clicccar.com/2013/09/04/229814/
・レクサスがフランクフルトで謎のコンセプトカーを発表
https://clicccar.com/2013/08/21/228461/
・レクサスRXの弟分として登場する3代目ハリアーは米RAV4がベースか?
https://clicccar.com/2013/07/30/226329/
【画像ギャラリーをご覧になりたい方はこちら】 https://clicccar.com/?p=230745