日本でも2008年6月まで販売されていたゴルフ「プラス」。
同車のFMC(フルモデルチェンジ)を示唆する「ゴルフ スポーツバン コンセプト」がフランクフルトモーターショー2013でワールドプレミアされました。
出展モデルはコンセプトカーとは言え、ほぼ市販仕様となっているようです。
2014年半ばの市販が予想されるこのモデルは車高がグッと低く見える現行ゴルフに対してルーフ高さが上げられており、Cピラーにガラスを一枚追加した「6ライト」スタイルとなっているのが特徴で、より室内後部の開放感が高められています。
エクステリアデザインはゴルフとは全く別物。アウターパネルに共通パーツは無いようで、ドアハンドル部を横切る凸レリーフの位置や形状も異なっています。
またフロンマスクもゴルフとは異なり、どことなくパサート風となっていますが、これはこれでよくまとまっている印象。 ヘッドランプはキセノンタイプでU字状LED式デイタイムランニングライトを装備。
スリーサイズは全長4338mm×全幅1807mm×全高1578mm、W/Bが2685mmでゴルフよりもそれぞれ73mm長く、7mm広く、118mm高く、W/Bが50mm長くなっています。
フロントオーバーハングが20mm切り詰められ、リヤオーバーハングは逆にラッゲージスペース拡大の為に46mm延長。
<参考>
新型ゴルフ 全長4265mm×全幅1800mm×全高1460mm W/B 2635mm
ゴルフプラス(新)全長4338mm×全幅1807mm×全高1578mm W/B 2685mm
ゴルフプラス(現)全長4204mm×全幅1759mm×全高1621mm W/B 2578mm
これにより、全体的に塊(かたまり)感が強調されており、ゴルフシリーズの中でワゴン版のヴァリアントなどとも明確にセグメントされている事が判ります。
インテリアではインパネが専用デザインに。
後席には60:40の分割式シートを採用。ホイールベース50mm延長により、足元スペースが広々としています。勿論、中央席にもヘッドレストを装備。
従来モデルに対して室内空間が拡大され、後席は前後に180mm(+20mm)のスライドが可能。荷室容量は1.5L以上(VDA)確保されています。
欧州向け搭載エンジンはTSI(直噴式ガソリンターボ)が85ps、110ps、125ps、150psの4タイプ、TDI(直噴ディーゼルターボ)が110ps、150psの2タイプの計6種類で、全車アイドリングストップ採用により現行「ゴルフ プラス」比で燃費が最大19%向上していると言います。
安全面ではESC(横滑り防止装置)との統合制御でアンダーステア傾向を低減するXDS+を始め、自動追突防止装置を全車標準装備。
DCC(ダイナミックシャシーコントロール)、ACC(アダプティブ クルーズコントロール)、タイヤ空気圧監視インジケータ、オートホールド機能を持つエレクトロニックパーキングブレーキ、ゴルフシリーズで初採用となるブラインドスポットモニターなどのアシストシステムを装備。
この「ゴルフ スポーツバン コンセプト」こと、次期「ゴルフ プラス」も恐らくゴルフシリーズとして日本へ導入されると思われますが、近い将来、このクルマをベースに車高を上げて黒のフェンダーガードを装着した「クロス ゴルフ 」も登場する筈で、そちらの方も大いに期待できそうです。
■Golf Plus Webサイト(本国)
http://www.volkswagen.de/de/models/golf_plus.html
■新型 Golf Webサイト(日本)
http://new-golf.jp/index.html
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