時代に逆行?EV急速充電器が消えた道の駅 うとろ・シリエトク

ただいま北海道内を取材旅行中(というと聞こえがいい)、知床ウトロに立ち寄りました。道の駅【うとろ・シリエトク】は、夏休みが終わったとはいえ相変わらず観光客で賑わっています。

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夏旅は北海道へ! 【世界遺産・知床ウトロ編】】で取り上げたばかりですが、なんとEVスタンドが撤去されていました!主立ったEV急速充電器/EVスポット一覧のサイトを見ても、まだ撤去されたことは載っていません。そこで、道の駅に直接たずねてみたところ「斜里町の管轄なので、こちらでは解りません。」ということで、斜里町役場へ電話。

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観光課のお話では、もともとの管轄だった北海道開発局から移管され、現場を見に行ったところ設置場所に問題があるので一時的に撤去したそうです。(写真の右側奥に身障者用駐車場2台分。EV充電用駐車場は、現在はバイク駐輪場になっています)

「一時的に」とは言うものの再設置の目処はまったく立っておらず、検討中なのだそうです。しかし、一基設置するのに数百万円はかかる急速充電器、ゴミ箱が邪魔だからといって撤去するのとはワケが違います。設置の際にはなんらかの補助金もあったでしょう。また、点検やメンテの必要性から広い北海道では現実的ではないのかもしれません。ここまでEVで行く人も皆無なのでしょうか?

「旅行者の方にはご不便をおかけしますが、ウトロ内のホテルや旅館で充電できますので、そちらをご利用ください」とのことでした。ただし急速充電器ではないので、泊まっている間の夜間に充電することになります。

一度設置されたら「あるもの」と思われがちなEVスタンドですが、こういう場合もあるんですね。プラグインハイブリッド車ならまだしも、まだまだEVで旅行はインフラに不安が残るところです。

世界自然遺産とEV、単純な発想ではとてもいい組み合わせに感じますが、現実はやはり自然と同じく厳しいのでしょうか。人間の活動と自然の共存の縮図なのかもしれません。 

(松本しう周己)