BMW 3/6/7シリーズに衝突回避・被害軽減ブレーキを標準化

ナビが標準装備された1シリーズにもオプション設定されましたが、兄貴分のBMW3シリーズをはじめ、6シリーズ、7シリーズの上級モデルにも「衝突回避・被害軽減ブレーキ」が全車標準装備になりました。手法は違ってもいまや、VWのup!などの小型車や軽自動車にも用意されるオートブレーキですから、「ようやくか!」という感もありますが……。

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3シリーズのセダン、ツーリング、グランツーリスモに標準装備されるのは、衝突の危険が高まると警告する「前車接近警告機能」、追突が不可避と判断すると自動でブレーキを掛けて衝突を回避または被害の軽減を図る「衝突回避・被害軽減ブレーキ」に加え、車線の逸脱をドライバーに警告する「レーン・ディパーチャー・ウォーニング」も搭載。歩行者に接近しても警告と衝突回避・被害軽減ブレーキが作動します。

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また、1シリーズ同様に、万一の際にドライバーを助ける「BMW SOSコール」、「BMWテレサービス」も搭載し、通信機能によりSOSコールセンターに接続するほか、車両のメンテナンスやバッテリー電圧の低下時に自動的に担当のBMW正規ディーラーに通知される機能も用意。

BMW3シリーズの価格帯は、セダンで「320i」の6MTの448万円〜グランツーリスモの「335iグランツーリスモM Sport」の776万円まで。

BMW 640i Coupe 2011

さらに6シリーズには、衝突の危険性が高まったと車両が判断すると、フロントシートベルトにテンションを掛け、開いているウインドウや電動サンルーフが自動的に閉じ、助手席を最適なポジションに調整する「アクティブ・プロテクション」も標準搭載。

価格はBMW「640iクーペ」の945万円から「M6カブリオレ」の1770万円までで、全9モデルを用意しています。

BMW 750d XDRIVE

7シリーズでは、BMW「740i」、「740Li」以外のモデルに、カメラに加えてミリ波レーダー・センサーを使った「衝突回避・被害軽減ブレーキ」と「アクティブ・クルーズ・コ ントロール」を含む「ドライビング・アシスト・プラス」が従来から標準でしたが、今回、歩行者検知機能が新たに追加されています。

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さらに、直観的な操作でディスプレイに表示される多様な機能の設定を行う「iDriveコントローラー」に指による文字入力、地図の拡大/縮小が可能なタッチパッドを 全車に採用。より優れた操作性を実現したといいます。

また、ほかのシリーズと同様に、通信モジュールを使った「BMW SOSコール」、「BMWテレサービス」も標準装備され、価格帯は「740i」の1029万円から「760Li」の1960万円になっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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