2009年にデビューしたトヨタのハイブリッド専用セダン「SAI」が内外装を大幅変更するビッグマイナーチェンジを敢行しました。マイナーチェンジながら発表会には、イメージキャラクターをつとめる女優の真木よう子さんが出席するなど、チカラの入った進化をアピールしています。
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キャッチフレーズは「赤いハイブリッド SAI」。
これまで、控えめなキャラクターとなっていたSAIですが、このビッグマイナーチェンジにより与えられた超ワイドサイズヘッドランプにより、個性的かつアグレッシブなフロントマスクとなっています。新設定された「スポーツドライブモード」のダイレクト感ある走りも、こうしたイメージを強めるものといえます。
インテリアではインパネの造形を一新しているほか、遮音性能などの高級感も増しているといいます。その上で、「トヨタリサイクルビジョン」に基づき、樹脂部品へのエコプラスチック、樹脂リサイクル材の20%使用技術確立するなど環境性でも先進の内容となっています。
2.4リッターエンジンとTHSIIを組み合わせたFFのパワートレインは変わっていませんが、空力性能の改善、ハイブリッド制御の見直しなどにより、JC08モード燃費は22.4km/L(マイナー前は21.0km/L)へと改善。ハイブリッド本来の性能にも磨きをかけています。
メーカー希望小売価格は、321万円〜421万円となっています。
(山本晋也)