奥尻島ドライブ1泊2日モデルコース【2日目】

奥尻島ドライブ2日目は、ちょうど奥尻港の反対側にあたる神威脇からスタートです。神威脇は絶好の夕陽スポットでもあり、漁師さん経営の民宿やホテル、源泉掛け流しの温泉施設もあるので奥尻島の景観・グルメ・温泉を一度に味わえる、奥尻島観光の拠点とするには最高の場所です。

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この写真の手前が神威脇、向こうが青苗です。中央線があったりなかったり、ところどころ道幅が狭いので景色に気を取られすぎないように注意してください。路線バスや宅配のトラックなど大型車もたまに走ってます。

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神威脇漁港/温泉から2kmほど坂を上った右側に、フットパスコースにもなっている北追岬公園があります。駐車場とトイレがあり、公園内にはパークゴルフ場やキャンプ場なども綺麗に整備されています。ここからの眺めも素晴らしいです!

ちょうど道向かいに【奥尻湯ノ浜温泉ホテル緑館】があり、神威脇漁港を眼下に眺めながら足湯に浸かったり、隣接する奥尻ワイナリーで工場見学(要予約)したり、ぶどう畑を眺めたりするのものんびりできていいものです。

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北追岬から清次郎歌岬〜ホヤ石岬〜千畳浜と、日本海を右手に奇岩を眺めながらの絶景ドライブルートが続きます。名前がついた主要な奇岩の近くには、看板と駐車帯が設けてありますよ。

写真は「モッ立岩」。地元の方に名前の由来を尋ねたら、盛り上がるか恥ずかしくなるか…(笑)

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千畳浜を過ぎたら道が内陸に入り、離島再北限の田園風景が広がります。

ところで奥尻に空港があるって知ってました? 函館空港から定期便が運行しています。その数、たったの1日1往復! 駐車場無料、空港ターミナルは9:00~17:00まで利用できます。周辺はフットパスコースになっていて、海側までかなり歩きますが牧歌的で雄大な景色を堪能できますよ。

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奥尻空港から約2km(神威脇からだと約16km)で青苗岬に到着です。青苗地区は、20年前の北海道南西沖地震で町がまるごと津波に飲み込まれてしまったため住居はすべて高台に移築、現在は公園として整備されています。

災害の記憶と教訓を伝える【奥尻島津波館】(大人500円・小中高生170円)、慰霊碑【時空翔】、津波にも耐えた【徳洋記念碑】(写真)などを見学。周辺は広大な芝生広場になっていて、トイレや水道を完備、なんとキャンプもOKというから驚きです。

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青苗岬から初松前〜松江〜弥右衛門岬〜長浜と、こちらも海を眺めながらの絶景ルート。道道39号線は島をぐるっと外周するので、ほぼ8割は海岸沿いです。写真は、印象的だったうにまる君が描かれた建物。

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青苗から約12km、赤石漁港〜赤石岬を過ぎて左手の高台に【うにまる公園】(うにまるモニュメント)があります。敷地がかなり広く、駐車場も広々。【佐藤義則 野球展示室】(入館無料)もここに建っていて、かなり立派で綺麗、しかも眺めもいい。

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【うにまる公園】から約5kmでフェリーターミナルに到着です。奥尻島のシンボル・鍋釣岩は手前500mにあります(駐車帯のみでトイレはありません)。

港をそのまままっすぐ通り過ぎると、隣に奥尻港公園があり、駐車場とトイレが併設されています。遊具があるのでお子様連れや、釣り人なども利用する地元の方の憩いの場です。

島内にあるガソリンスタンドはどこも同じ価格かと思いきや、港のスタンドが最も安かったです。また、金曜日が特売日で、なんと普段の10円引き!ちなみにわたしが訪れた6月、島内はレギュラー@¥168、瀬棚は@¥153でした。

奥尻島を観光するにあたって、奥尻港フェリーターミナル前の観光案内所でアドバイスをいただいたのですが、島内での車中泊好適地なども教えていただき、旅行者にとても好意的です。

ウニの季節は終わってしまったけれど、通年で味わえるアワビに加えて、これからマダラやホッケが旬を迎えます。ホッケの刺身が食べられるのは奥尻ならではですよ!奥尻グルメを堪能しつつ、ゆったりとした島時間を味わいに行ってみませんか?

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(松本しう周己)

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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