パツワルド 
国が変われば交通ルールも変わります。そしてもちろん車事情も。在日外国人たちは日本の交通事情や車の運転をどう感じているのでしょうか？ さまざまな国の人に聞いてみました。
■実際には存在しないと思っていた高級車を頻繁に見る
「あるとは知っていたけど、自分の国では乗っている人をみたことがないから飾り用だと思っていた超高級車が何台か連なって信号待ちしていてびっくりしました！」
（ドイツ人・30歳）
確かに首都圏や主要都市では高級車に乗っている人が多いですね。公共の交通機関が張り巡らされている都市で車を持つのは、趣味の要素が強い人も多いからでしょうか。国内の自家用車の持ち主は実用性重視派と、個性重視派に大きく分かれているのかもしれません。
■ありえない！ 歩道を走る自転車
「タイヤがついていたら車道を走るのが常識なのでは？日本では歩行者の間をすり抜けたりするので、歩行者と同じかと思ったら車道を走っていたりする。立場を明確にしないのが不思議だし迷惑です」
（アメリカ人・28歳）
自転車専用車線がある地域はごくわずか。車線を走っていても信号無視をするバイカーが多いことにも憤りを感じている外国人は多いようです。飲酒運転も禁じられています。走行には充分注意してくださいね。
■自転車が車道の逆車線を走る
「自転車が車線の方向を無視して対向して走ってくることが多い！車と同じ方向に走らないのは常識がなさすぎる！」
（オーストリア人・34歳）
確かに運転中に自転車が、こちらに向かってくるとびっくりしますよね。車と同じ方向に進まないのは危険です。車道を走るときは車と同じ方向に進みましょう。
■新車のような車ばかり
「塗装がとれかかっている車や、ぶつけられた跡の残る車がほとんどない。みんな購入したばかりなのか、よほど事故が少ないのだろうと思った」
（メキシコ人・34歳）
業務用のワゴンやトラックなどは、何年も乗られていて塗装のツヤがとれているものもありますが、ちょっとした傷でもすぐに直す人が多いように感じます。特に個人所有されている車は大切に乗られているイメージがあるようです。
■救急車が来てもどかない車が多い
「救急車の音が聞こえたら、ほとんどの車が脇に避けるのが普通だと思っていました。積極的に道を空けない車が多いのをみて日本では救急車に乗りたくないと思いました」
（ドイツ人・30歳）
交通状況から判断して、二次災害をおさえたいと思う日本人の気持ちの現れでしょうか。 空きスペースがあればすぐにでも車を動かしますよね。日本の道の狭さも理由のひとつにありそうです。
みなさんは海外に行って車事情で驚いたことはありますか？
（さとうけいこ）
