9月10日のプレスデーを皮切りに22日まで開催される第65回フランクフルトモーターショーに、60周年を迎えた富士重工業が2台のコンセプトカーを出展します。
1台はスバルのデザインと新技術の方向性を示すという、4WDを搭載したプラグインハイブリッドの「SUBARU VIZIV CONCEPT(スバル・ヴィジヴ・コンセプト)」。ジュネーブモーターショーでも披露されたモデル。「安心と愉しさ」というスバルらしいテーマを掲げた次世代クロスオーバーに仕上がっています。
「SUBARU VIZIV CONCEPT」は、コンセプトカー然とした雰囲気が漂いますが、もう一台の「SUBARU WRX CONCEPT」はニューヨークオートショーでも披露されたこちら。次期インプレッサWRXのイメージを提案しているというだけあって、ディテールはコンセプトカーらしさが漂いますが、全体のフォルムなどはこのイメージのまま市販化してもらえればかなり受けそうな、かなりカッコいいスタイルに仕上がっています。
スバルが特許を取得済みの電動ターボを搭載するという噂などもありますが、こうした噂が上がることはインプレッサWRXへの期待が高い証? といえるかもしれません。
また、2007年の「ラリージャパン」を観戦後、当時出たばかりの「インプレッサWRX STI」を十勝サーキットで全開走行する機会に恵まれ、プロジェクトジェネラルマネージャーの森宏志氏にゆっくりお話をうかがったことがあります。DSGのようなDCT(デュアルクラッチトランスミッション)が欲しいですね、という問いに対しては笑顔で返されたのをよく覚えていますが、次期モデルにはそろそろDCTもあるのでしょうか。
すでにスバルのグローバルサイトでは専用サイトが開設されていて、9月10日からは新しい画像などが配信される予定です。
■スバルグローバルサイト
http://www.subaru-global.com/2013frank.html
(塚田勝弘)