9月登場の新型フィットハイブリッドは36.4km/Lで、アクアを1km/L上回る!

あちこちで次期フィットのスクープが掲載されているせいか、公式に新型フィットハイブリッドの外観写真と燃費が公表されました。注目の燃費は36.4km/L(JC08モード)で、プラグインハイブリッドを除くと国産最高を達成。

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ホンダはアコードハイブリッドに搭載した「i-MMD(intelligent Multi-Mode Drive)」のほか、コンパクトカー向けの1モーターの軽量コンパクトなハイブリッドシステム「SPORT HYBRID Intelligent Dual Clutch Drive(i-DCD/スポーツ・ハイブリッド・インテリジェント・デュアル・クラッチ・ドライブ)」を次期フィットで初めて採用。

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さらに次期レジェンドには、スポーツハイブリッドの「SH-AWD」が搭載されます。

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この「SPORT HYBRID i-DCD」は、アコードハイブリッドのエンジンと同じように、1.5Lの直列4気筒エンジンに「アトキンソンサイクル」を採用して高効率化を図り、高出力モーターと7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を搭載。バッテリーはもちろんリチウムイオンで、IPU(インテリジェント・パワーユニット)を組み合わせています。

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従来の「IMA」とは異なり、「SPORT HYBRID i-DCD」はエンジンとモーターを接続、切断することでモーター走行の「EVドライブ」が可能で、エンジンとモーターの「ハイブリッドドライブ」、エンジン走行のみの「エンジンドライブ」の3モードが自動的に選択されます。

「SPORT」がつく次期ハイブリッドシステムですから、乾いた雑巾を絞るように得た燃費ではなく、スポーティな走りも期待できる次期フィットハイブリッド。軽自動車も含めたコンパクトカーの燃費競争はさらに激化すること必至です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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