もしカーナビとしても使うならどれ?最新のおすすめスマートフォン6選

2013年夏のスマホが出揃いました。今回はカーナビ・アプリを使うという前提で、3キャリアからオススメのモデルを各2台、合計6モデルをピックアップしたいと思います。カーナビ用アプリを使う際に重要なのは、画面サイズの大きさと解像度、そして防熱性です。画面のサイズと解像度は見やすさ(視認性)に直結しますので、大きい方がもちろん有利。

Xperia_ul

ただし防熱性ですが、ダッシュボード上が灼熱になるような夏場を想定してオンダッシュナビのような熱対策をしているスマホはありません。ですから、真夏にスマホをナビ代わりとして長時間連続使用していると熱暴走だけでなく、故障のリスクも高まるかもしれませんので、正直なところあまりオススメできません。

また、GPSの精度はAndroidとiPhoneで差があるようですが、各メーカーによってどれくらいの差があるのかまでは分かりません。Androidの場合は「設定」、「現在地情報とセキュリティ」、「無線ネットワークを使用」と設定したり、「GPS Status」などのアプリをダウンロードしたりする方法があります。

03前置きが長くなりましたが、まず、auで注目は「XPERIA UL(SOL22)」です。画面サイズは約5.0インチとスマホでは十分な大きさで、1920×1080のフルHDのTFTディスプレイを搭載。メインカメラは約1310万画素、サブ約31万画素で、秒間15枚、無制限連写が可能など、カメラ機能を重視する人にオススメ。スリムでありながら持ちやすいラウンド形状を採用しています。

shl22

「AQUOS PHONE SERIE SHL22」は、約4.9インチサイズに、解像度は720×1280のHDとフルHDではありませんが、ナビ用アプリを見るには必要十分といえる解像度を備えています。「IGZO」の名で知られる液晶は、自慢の省エネ技術で3日間利用も可能だというバッテリーの持ちが自慢ですから、クルマ用のナビから歩行ナビに切り替えても電池切れの不安なく使えます。

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NTTドコモの戦略はCMやポスターなどでもご覧のとおり、「ツートップ」を前面に押し出したもので、その一角を担うのが「GALAXY S4 SC-04E」。約5インチの有機ELディスプレイを採用し、解像度は1920×1080のフルHDで、スマホ用ナビ・アプリを使うには申し分なしです。

フルHDの有機ELは、PNDでは「トライウイン」が有機ELを実現していますが、斜めからの角度でも視認しやすいはずで、運転席と助手席の中央に置いてもどちら側からでも見やすいはず。画面に触らなくても拡大できるSプレビューや手の動きを感知して操作できるSジェスチャーなどの革新的なインターフェイスにも注目です。

4alNTTドコモからもう1モデル取り上げると、ディスプレイ約5.2インチ、1080×1920のフルHDである「ARROWS NX F-06E」の大画面サイズはまさにカーナビ向きです。このサイズになると、PNDと遜色ありませんから、スマホをナビ代わりに使い際の「小さくて地図が見にくいな」という欠点もかなり解消されます。

202f

SoftBankからも「ARROWS」をピックアップ。「ARROWS A SoftBank 202F」は、5.0インチフルHD液晶とカーナビ代わりにもってこいの大画面が魅力で、充電なしで2日以上使える大容量バッテリーは、歩行や自転車ナビとしても最適です。1310万画素のカメラで、ドライブ先での思い出を撮るには十分な性能を誇ります。

206sh

同じく5インチ×フルハイビジョンの「AQUOS PHONE Xx 206SH」もサイズ的にはナビを使うのにピッタリ。ただ美しいだけではなく、太陽光の乱反射やバックライト光のロスを低減する「リフレクトバリアパネル」や明るい場所ではコントラストを自動調整する機能もオートバイや自転車、歩行者用ナビとして使う際に重宝しそうです。

■au「XPERIA UL(SOL22)」
http://www.au.kddi.com/mobile/product/smartphone/sol22/

■シャープ「AQUOS PHONE SERIE SHL22」
http://www.sharp.co.jp/products/shl22/

■NTTドコモ「GALAXY S4 SC-04E」
http://www.nttdocomo.co.jp/product/smart_phone/sc04e/

■NTTドコモ「ARROWS NX F-06E」
http://www.nttdocomo.co.jp/product/smart_phone/f06e/

■SoftBank「ARROWS A SoftBank 202F」
http://www.softbank.jp/mobile/product/smartphone/202f/

■SoftBank「AQUOS PHONE Xx 206SH」
http://www.softbank.jp/mobile/product/smartphone/206sh/

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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