今年に入って景気回復が進み、5月22日に日経平均株価が15,000円台の最高値を付けたものの、翌23日から一転して下落に転じ、一時12,000円台まで下落しましたが、その後は13,000~14,000円で推移中。
自動車株もトヨタ、ホンダ、日産、富士重などが5月22日に年初来の最高値をつけた後、翌23日から各社揃って下落しましたが、現在は再び上昇傾向に転じています。
自販連(日本自動車販売協会連合会)の発表によると、2013年上期(1‐6月)の登録車販売台数は前年同期比11.6%減の164万台。 前年同期は補助金の効果でエコカー販売が伸びた為、今回その反動が出た模様。
この状況について自販連は登録車の税負担が依然高いこともあり、景気回復の恩恵がまだ新車販売にまで現れていないとしており、下期についても消費税増税の動向など不透明な要素が多く、現時点では予測し難いとの見解を示しているようです。
一方、全軽自協(全国軽自動車協会連合会)の発表によると、上期の軽自動車販売は前年同期比1.8%減の107万台で、国内新車販売全体数のほぼ4割(39.5%)のシェアを占めています。
ホンダが「Nシリーズ」のヒットで前年比+31.3%の21.2万台と躍進しており、軽自動車全体の販売を牽引。登録車、軽自動車合計では前年比8.0%減の271万台。
このように軽自動車への依存度が高まる中、本年下期にはトヨタ「カローラ アクシオ」のHVやホンダ「フィット」、マツダ「アクセラ」など、登録車の主力車種がモデルチェンジを予定しており、HVモデルもラインナップされる予定。
上級車では9月頃に日産から新型スカイラインHVが発売される模様。
これらの新車投入効果により、下期に何処まで登録車の販売を挽回出来るかが鍵となる為、今後の動向が注目されます。
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