イギリス軍ではなくイタリア車だとわかると女性たちがちょっとセクシーになるフィアット500のCM【動画】

ときは18世紀。アメリカがまだイギリスの植民地だった時代です。アメリカの田舎ののどかな町になにものかが侵略してきます。それをいちはやく見つけた男が叫びます「The British Are Coming!(イギリス軍が来ている)」。町のひとびとに緊張が走ります。じつはこれは有名なセリフで、アメリカ独立戦争で大きな転機となったレキシントン・コンコードの戦いにおいて、愛国者ポール・リビアが敵の襲来を味方に知らせたセリフです。これはその伝説的なエピソードのパロディなんですね。

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ところが、よく見てみると、やって来たのはイギリス軍ではありませんでした。「ちがう。来たのはイタリア車だ」。そう、赤いフィアット500Lが隊列を作って疾走してくるではありませんか! ここで町の女性たちの態度が豹変します。田舎くさい上着を脱ぎ捨ててミニスカートになり、肩を出し、現代風のショートカットにして、みょうにセクシーになってしまいます。どうもみんなフィアット500に乗りたかったみたいです。

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以前もフィアット500アバルトのCMを紹介したことがありますが、アメリカにおけるイタリアのイメージっていうのは、そうとう洒落てて楽しそうな感じのようですね。もしアメリカがイタリアの植民地だったとしたら、いまごろまだ独立できていないかもしれません。

(まめ蔵)

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まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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