国内では、その存在が途切れていたホンダの伝統的なネーミング「アコード」が帰って来ました。
9代目となるアコードは4ドアサルーンのボディに、ホンダとしては初となる2モーターハイブリッドを搭載。30.0km/Lというミドルサイズとしては驚きの燃費性能を実現しています。カテゴリーとしての元気復活だけでなく、燃費性能でも「セダン復権」といえる内容。
基本は2.0リッターエンジンと2つのモーター、リチウムイオンバッテリーを組み合わせたハイブリッドですが、官公庁や企業向けに外部充電に対応し、バッテリーを大きくしたたプラグインハイブリッドもラインナップしています。こちらの複合モード燃費は、世界最高レベルといえる70.4km/Lを達成。さらにトランク内のCHAdeMOコネクタを利用して、外部給電できる機能も持ち、災害時などに役立つ一台となっています。
そんな「アコードハイブリッド」、ライバルは北米市場さながらに、トヨタ・カムリとなるのでしょうか。ホンダの全ラインナップでもトップとなる燃費性能は、セダン派ユーザーだけでなく、燃費派ユーザーにも注目高の一台といえそうです。
(山本晋也)