失敗しないクルマ選び!中古車購入時のチェックポイント6つ

私ごとで恐縮ですが、大学を卒業して初めて就職した会社は、中古車を主に扱う広告代理店でした。インターネットはなく、当時の中古車雑誌は電話帳のごとく分厚かったのですが、中古車店に出向いて数ある雑誌から広告を掲載する媒体を選び、広告ページの製作をするという仕事でした。

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今回のお題である「失敗しない中古車選びはどうするか?」のポイントを挙げると、

1:信頼できるお店で買うのが大原則。私が仕事をしていた20年前よりも悪徳業者は減ったはずですが、ネットの普及で実車をオークションなどでチェックせずに右から左に流す業者もいるそうですから要注意。メーカー系のディーラーが運営する中古車や認定中古車を扱うお店から買えば、多少高くても充実のアフターサービスを受けられる場合が大半です。メーカー系、一般中古車店を問わずコンディションシートと呼ばれる鑑定書があるお店で選ぶのも鉄則。

182:当時は走行メーターの巻き戻しが横行していたような記憶もありますが、いまでもどうやら一部の業者が改ざんをしている噂もあります。最近は車検証に車検時の走行距離が記載されますし、整備点検記録簿をチェックするなど買い手の注意も欠かせません。

173:外観のチェック。キズが見やすい天候や時間帯に、キズや塗装(ムラや塗り直し)などのほかバンパーやドアなどに凹みや歪みなどがないか念入りに確認しましょう。忘れがちなのがタイヤの溝がどれくらい残っているか(すぐに交換なんて事態にならないように)をホイールと一緒にチェック。フロントガラスも飛び石によるキズがないか確認しましょう。ひび割れや大きい穴などがあると車検に通りません。

4:外装のつぎは内装です。シートはできればヘタリ具合やスライド&リクライニングはもちろん、タバコの跡なども確認。インパネのスイッチやメーター、シフトやステアリングのチルト&テレスコなども実際に動かしましょう。

5:ドアやトランクなどの開閉できる場所の開閉具合、ネジを回した形跡(外した形跡)がないかもチェックできればベターです。

6:エンジンルームも開けます。オイルはもちろん、各種フルード系なども点検し、エンジンを掛けてもらって変な音がしないかも要チェックです。

以上で大原則の6つです。

難易度は高いですが、ほかにもピラーやトランクの下(スペアタイヤの下)、エンジンルーム内のネジやボディ下まわりも念入りにチェックして修復歴を確認できればベスト。プロのように上手く見分けは付かないかもしれませんが、何か気がつく可能性もあります。

※写真と本文は一切関係ありません

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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