スズキ・スペーシアにカスタム登場、クラス随一の省燃費ターボは26.0km/L

スズキのスライドドアを持つハイトワゴン軽乗用車「スペーシア」に「スペーシア カスタム」が新たに追加されました。

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「スペーシア カスタム」は、名前の通り、ハイトワゴンとして人気を高めつつある「スペーシア」のキャラクターに存在感をより高める内外装を加えた”カスタム”バージョンです。グレード構成は自然吸気エンジンがGSとXS、ターボがTSの3グレードとなっています。

メカニカルな部分は、ほぼスペーシアと共通。装備の充実により重量は20~30kgほど増していますが、副変速機付きCVTと組み合わせられたターボエンジンの燃費性能は、アイドリングストップを備えるなどして、FWDで26.0km/L・4WDで25.0km/L(いずれもJC08モード)というクラス随一の省燃費な点は変わりません。なお、自然吸気エンジングレードのJC08モード燃費性能は、FWDが27.8km/L、4WDが26.8km/Lとなっています。これにより、全グレードでエコカー減税の免税対象となっています。

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装備の充実は、LEDポジションランプ内蔵のヘッドランプやスケルトン構造のフロントグリルに加え、立体感あふれる造形のフロント及びリヤエアロバンパー、専用デザインのアルミホイールといったエクステリア、ピアノブラック調塗装のオーディオガーニッシュ及びドアアームレスト、ブラック基調の専用シート。シルバー加飾を施したエアコンルーバーリングやインサイドドアハンドルといったインテリアだけにとどまりません。TSグレードには、後席両側ワンアクションパワースライドドアを標準装備するなど、機能面でも充実した内容になっています。

メーカー希望小売価格は、自然吸気エンジングレードが1,412,250~1,619,100円、ターボエンジングレードが1,627,500~1,745,100円。いずれも変速機はCVT、駆動方式はFWDと4WDが用意されています。

■主要スペック(TS・FWD)
全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1735mm
ホイールベース:2425mm
最低地上高:155mm
車両重量:900kg
燃料消費率:26.0km/L(JC08)
エンジン形式(型式):直列3気筒DOHCターボ(R06A)
総排気量:658cc
最高出力:47kW/6000rpm
最大トルク:95Nm/3000rpm
タイヤサイズ:165/55R15 75V

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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