大激戦区のCセグメントの中でも販売絶好調のボルボV40シリーズ。スタイリッシュな外観や高い安全性などに加え、V40をはじめ、V40 RデザインやV40クロスカントリーなど、すでに豊富なバリエーションを用意しているのもボルボの日本法人史上、最高のスタートを切った要因といえるかもしれません。
そのV40シリーズですが、まだ6月に入ったばかりだというのに早くも2014年モデルが投入されました。通常よりも2か月早いそうですから、2013年モデルは早々にオーダーが入ってしまったということでしょうか。
2014年モデルの目玉はやはり安全装備で、自動ブレーキシステムである「ヒューマン・セーフティ(歩行者検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキシステム)」に、サイクリスト検知機能を追加したもの。
昨今、サイクリストの増加により、自転車に乗る人の交通ルール違反やマナー無視が社会問題化されています。
急に飛び出してきたり、信号無視をしたりする自転車にヒヤリとした経験をお持ちの方もいるはずですが、同機能は高解像度カメラとレーダーで構成されるセンサーシステムが車両前方をモニターし、車両と同じ方向に走っている自転車が突然、車両の進路内に入ってきて衝突が避けられないと判断すると、光と音による警告と同時に自動でフルブレーキを掛けて、追突回避または軽減するシステムになっています。
なお、この歩行者・サイクリスト検知機能付の「ヒューマン・セーフティ」は、アダプティブクルーズコントロール、車間警告機能など快適・安全装備盛りだくさんの20万円のオプション「セーフティ・パッケージ」に含まれています。
さらに、大半の操作をステアリングのコントローラーで行える独自のドライバーインターフェイス「ボルボ・センサス」と組み合わされる純正HDDナビ(VICS3対応)をV40 T4 SEに標準装備、V40 T4にオプション設定。「レザー・パッケージ」もV40 T4にオプションで装着できます。
価格はV40 T4は2013年モデルから据え置きの269万円、V40 T4 SEが20万円高の329万円、V40 T5 R-DESIGNが据え置きの399万円、V40 Cross Country T5 AWDも変わらず359万円です。
(塚田勝弘)