【安定の作動特性で安心】リーフに搭載される「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」の作動を実体験

東京ドイツ村(千葉県)で開催されたプレス向けのイベント『日産オールラインナップ試乗会』では、リーフに搭載のインテリジェントエマージェンシーブレーキの作動体験もできました。

リーフのいわゆる“自動ブレーキ”はフロントウインドウ上部にセットされた単眼カメラで得た情報を画像解析して行われます。

衝突の可能性が高まるとまずはメーター内のディスプレイで警告表示をしつつアラームが鳴ります。それでもドライバーが制動操作を行わなかった場合には、自動的にリーフがブレーキをかけるというものです。

ちなみに作動範囲は10km/hから80km/hの範囲です。また歩行者に対しては時速60km/hまでの対応となります。今回は時速15km/hまで加速した後、速度を一定に保ちステアリングやアクセルブレーキペダル等の操作を一切行わずに前方障害物に突き進むという形を取りました。

実際に試してみると、前述のシステム作動要領通りに警告表示とアラームが車内に鳴り響きます。

少し怖いのですがそのまま何もせず障害物に向かって進んでいくと、衝突の直前にしっかりと深くブレーキが操作され、車体が大きく前に沈み込みながらピタリと停止してくれました。

なおこうして停止した後は3秒間はシステムがブレーキを保持してくれますが、それ以降は解除されます。何もしていないとクルマはクリープで前進してしまいますので注意が必要です。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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