トヨタが新たにスタートした「ビッグデータ交通情報サービス」は、自治体・企業向けですが、スマートフォン向け新サービス「smart G-BOOK」でも新しいサービスを利用できます。
「Tプローブ交通情報」を利用したナビは、クルマから徒歩までをサポートするナビサービスで、ナビ・アプリに似ていますが、トヨタ純正カーナビ以外では初めて「Tプローブ交通情報」を活用したことで、渋滞考慮ルート探索が可能です。
ほかにも交差点拡大図や3Dランドマーク表示、固有地名などによる音声案内などルートガイドも充実しており、ディーラーオプションのスマートフォンナビ対応ディスプレイと接続して使うことも可能です(対応機種はiPhone4、4S)。
自然発話によるセンター型音声認識「エージェント」の搭載もニュースで、目的地検索時に「一番近くのコンビニを探して」といった自然な発話や曖昧な指示でも、適切な情報を引き出すことができます。もし、「エージェント」により回答ができない場合は、有人オペレーターサービスに対応する仕組みも用意されています。
災害時はもちろん、非常時以外でも常に「通れた道マップ」の閲覧が可能で、災害時には避難所までのルートを表示、案内する機能を搭載し、自治体向け交通情報サービスとも連動しているため、自治体が提供する避難情報や災害情報をシェアすることもできます。
さらに、口コミも活用。道路上の障害物を発見した際や事故・交通渋滞などに遭遇した際にワンタッチでその内容に合ったスタンプを地図上に投稿できる「交通情報SNS」を搭載し、自治体・企業向けの「ビッグデータ交通情報サービス」の地図上からも確認できます。
「smart G-BOOK会員」は誰でも会員登録が可能で、すでに「G-BOOK会員」の方はG-BOOK対応機種を使っているユーザーが会員登録できます。サービス開始はAndroidが6月3日からで、iOS(iPhone)は6月中旬から提供予定となっています。
「smart G-BOOK」の会員登録で、災害対策サービス、ルートチェックは無料で使えますが、オペレーターサービスや交通情報SNSなどは年額2500円の有料サービスです。
また、サービス提供開始の特別価格キャンペーンも実施予定で、先着2万名(Android/iOS各1万名)対象で、1年間1000円で使えます。
(塚田勝弘)