トヨタが「40系」ランドクルーザーの復刻パーツの販売を2022年の初め頃から開始へ

■40系のエンジン、駆動、排気系などのパーツが対象

トヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)は、A70/A80スープラのヘリテージパーツ(復刻部品)の供給をはじめ、2000GTの部品オーダーを受け付けています。さらに、ランドクルーザー生誕70周年である8月1日に、1960~84年まで生産されたランドクルーザー「40系」の補給部品の復刻を発表しました。

トヨタ・ランドクルーザー
「40」系ランドクルーザーの復刻パーツプロジェクトが開始される

同該部品は「GRヘリテージパーツプロジェクト」として復刻される予定。

このプロジェクトは、「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい」というオーナー、ユーザーの想いに応えるべく、サプライヤーによる特別協力のもと、すでに廃版になっている補給部品を復刻し、純正部品として再販売する取り組みです。

ティザーサイトがオープンするなど、新型も大反響を呼んでいるランドクルーザー。日本を代表するクロカン四駆として、「どこへでも行き、生きて帰ってこられること」を掲げています。

日本でも生産終了後、数十年を経過したモデルを見かけることがあり、さらに海外では歴代のモデルが現役で活躍しています。とくに海外では、それぞれの車両が人の命や暮らしを支える、より豊かな人生を支える存在。しかし、近年は補給部品が欠品となってしまうケースが出てきたことから、復刻パーツの登場を願う声が数多く寄せられてきたそう。

このほど、世界各地のランドクルーザー専門ショップやファンクラブ代表などからのニーズをもとに、40系の「走る・曲がる・止まる」に関連する重要機能部品(エンジン、駆動、排気系など)について、ヘリテージパーツとして再販売する調整を進めているそう。

トヨタ・ランドクルーザー
2021年にランドクルーザー生誕70周年を迎え、新型の写真も公開されている

気になる時期は、2022年の初めごろを目処として、準備が整ったパーツから順次発売される予定。なお、WEBサイト内で復刻パーツの要望を記入できるアンケートフォームが用意されます。こうした要望や意見も参考に、次の復刻部品の選定に活用していくとしています。

ランドクルーザーは、この40系を皮切りに、それ以降の車両のパーツについても供給の検討を順次進めていく予定としています。40系以外のランクルオーナーも楽しみなニュースといえるでしょう。

塚田勝弘

【関連リンク】

ランドクルーザー(40系)復刻パーツアンケート
https://toyota.jp/cmpnform/pub/co/landcruiser_form_jp

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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