スバルぶつからないミニカーのCMが広告賞One Showデザイン部門で「金賞」を受賞

クリッカーでも以前ご紹介しましたぶつからないミニカーのCMが、広告賞One Showデザイン部門で「金賞」を受賞しました。ぶつからないミニカーと言えば、あのじゃがりこ好きのトミ・マキネン氏にサインをいただいたあのミニカーです。

ぶつからないミニカーCM_5

そのCMがこちら。

One Show Designは米国の非営利団体The One Clubにより運営される広告賞で、毎年優れた広告作品に対し「One Show」、「One Show Design」、 「One Show Interactive」、「One Show Entertainment」などの賞が与えられます。これは、「カンヌ国際広告祭」、「クリオ賞」と並ぶ、世界三大広告賞の一つとされているんだそうです。

スバル宣伝担当者によると、

『撮影用のミニカーは150台を用意し、撮影しています。撮影の際に苦労した点は、ミニカーを実際に走らせたところ、ミニカーにも個体差があり、細かい速度がマチマチだったり直進性が違っていたり、きれいに並べたとしても、思う通りの動きにならず、何度も何度もやり直しをして撮影をしました』

とのこと。

へー、へー、ヘー! CG合成が万能の時代にあって、ホントに走らせて撮影してたんだ。こりゃスゴいことです。金賞を取るだけありますね。

実車は直進性を良くするため、「アライメント調整」ができるようになっていますが、販促グッズのミニカーにそんな機能はあるはずありません。どうやって調整したのか、苦労が目に浮かびます。

製品の特徴をわかりやすく、しかも楽しく紹介して、賞まで受けてしまう。絶好調のスバルだからこその結果かも知れませんね。おめでとうございます。

(小林和久)

 

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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