【動画】ポルシェ「918スパイダー」レース由来のハイブリッド技術の融合で880ps超の超モンスター!

2010年のジュネーブモーターショーで披露されたポルシェ918スパイダーコンセプトは、3.4LのV8エンジンが500ps以上を絞り出し、前後に搭載された2モーターが218ps、合計で720ps近い最高出力を誇る超モンスターぶりがポルシェのファンから熱い視線を注がれたモデルでした。しかもCO2排出量は70g/kmでプリウスやインサイトと同じというから本当かよ!とビックリさせられました。

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今回フォトデビューした「ポルシェ918スパイダー」は、コンセプトカーと大きくは変わっていないようです。

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カーボンモノコックによる軽量化で車両重量は約1640kgで、ハイパフォーマンスを誇るハイブリッドとしてはかなりのダイエットに成功し、50kg以上の重いコンポートは極力車両中心に配置され、前後重量配分は前後43:57を実現しています。上方排気を採用したフォルムはまさにレーシングカーそのものです。

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リヤアスクル前方、つまりミッドに搭載されるエンジンはドライサンプ方式の4.6L V8で、最高出力も612psにアップ。リッターあたり約132psは、カレラGTの106ps/Lを上回ります。

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エンジンだけだと駆動方式はミッドシップですが、V8エンジンは115kw(156ps)のモーターが組み合わされたハイブリッドモジュールで、さらにフロントアスクルにも約95kW(129ps)のモーターが搭載されていて、固定減速比で前輪を駆動し、ギヤボックスは7速PDKが搭載されています。

高速走行時にはモーターのオーバーレブを防ぐため、モーターはクラッチによって切り離されます。前後アクスルの駆動力が独立して制御される、フロントへのプロペラシャフトがない独立式4WDになります。

なお、リヤアスクルの駆動は、エンジンのみ/モーターのみ/エンジンとモーターの連動が可能です。システムトータルの出力は880psを超えるという、まさに公道を走るレーシングカー、現代のロードゴーイングカーといえる仕上がりです。

2014年モデルとして販売される918スパイダーは918台限定、価格は日本円で約1億360万円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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