CMが始まった新型VWゴルフをはじめ、メルセデス・ベンツAクラスやボルボV40などの新車に加え、日本再上陸を果たしたフォード・フォーカス、今年登場する新型アウディA3など、モデルチェンジのサイクルが重なったこともあり、かつてないほどの大激戦となっているのがCセグメントです。
そして5月14日に、プジョーの主力車種のひとつでもあるプジョー308がオートモービル・プジョー本社で発表されました。
ニュープジョー308は、今年1月にPSAが発表したEMP2モジュラープラットフォームを新たに採用しているのが大きなトピックスです。モデルバリエーションを幅広くカバーすることでコスト低減を推進できるだけでなく、開発期間の短縮化も実現するはず。
新型308は、全長4250、全高1440mmと現行308よりも少し小さくしながら広い室内空間や470Lの荷室容量を確保するなど、プジョー208と同じようにダウンサイジングを果たしているのが朗報。当然ながら重量も軽くなっているようです。
デザインディレクターのジル・ヴィダルは、「プジョー308が持つシンプルで技術性にあふれたエクステリアデザインは、力強さと高い品質を伝えています」と語っており、写真で見る限りでも質感は高く、フルLEDのヘッドライトが先進性をアピールしています。
インテリアは、スポーティな2眼メーターや大型タッチスクリーンが配されたインパネが印象的で、外装同様に大幅に洗練されています。
初公開の場は今年9月のフランクフルトモーターショーで、今年秋からヨーロッパで販売開始、日本上陸は2014年秋を予定しているとのことです。
(塚田勝弘)