世界中の期待を集めている、ホンダのスーパースポーツ「NSX」の生産工場設立についてのアナウンスがアメリカから届きました。
既報のように、アメリカ主導で開発されている、新型NSXですが、その生産工場はオハイオ州にあるホンダR&Dアメリカズ・オハイオセンターに近接する場所に、約7000万ドル(約66.5億円)を投資して、NSXを生産する「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター」を設立されることが明らかとなりました。
新型NSXの開発を行うホンダR&Dアメリカズのオハイオセンターからほど近い、メアリズビル四輪車工場に隣接する場所に新工場が作られるということです。
思えば、初代NSXを生産していた高根沢工場も、栃木研究所に隣接していたわけですが、国は変われど歴史は繰り返すなのでしょうか。
新工場では、新型NSXの2015年の量産開始に向けてオハイオ工場から約100名の従業員を選抜し、新型NSXを高いクラフトマンシップで生産する為の工程のトレーニングを行なうということです。そうした職人の技と新たな生産技術を調和させたパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センターのみで生産されるという新型NSX。
開発を率いるLPL(ラージ・プロジェクト・リーダー)のテッド・クラウス氏は「世界中の顧客にご満足していただける、新たな価値を提供するという目的に向けて、この新工場がキーになることでしょう」といったコメントをしています。
(山本晋也)