日本自動車輸入組合のまとめによると、2012年度の輸入乗用車全体の国内販売が前年同期比17.5%増の約24万台だったのに対し、平均価格帯が1000万円超の「超高級車」が市場全体の伸びを大きく上回割る傾向となっています。
この傾向は2013年1~4月までの輸入車販売(前年同期比+11.1%増 約8.3万台 )に於いても続いており、例えばフェラーリ(+29.1%)、マセラティ(+18.6%)、BMW アルピナ(+295.2%)、アストンマーチン(+68.2%)、ベントレー(+31.3%)、ランボルギーニ(+57.1%)、ロールスロイス(+26.9%)といった具合。
産経新聞が伝えるところによると、「マセラティ」の日本法人・マセラティジャパンでは「アベノミクスが購入で迷っている顧客の背中を押す強い要因になっている」と言います。
同社は「クアトロポルテ GT S」(1690万円)の新型車を4月に導入したほか、上海モーターショーでワールドプレミアされたスポーツセダン「ギブリ」も年内に市場投入する予定とか。
日本自動車輸入組合のデータによると、マセラティジャパンは2012年に前年比+24.9%増の311台を販売しており、2013年度も1月~4月で121台を既に販売。2013年の販売目標を過去最高となる650台に設定しているそうです。
フェラーリも2012年度の販売台数が前年比+33.9%増の517台と増えており、2013年度も4月末までに191台(同+29.1%)を販売。
同様にベントレーについても2012年度は同+71.4%増の216台、2013年度は既に63台(同+31.3%)を販売。
このようにアベノミクスは景気浮上への期待感から、どうやら超高級車の販売にも好影響を与えているようです。
■日本自動車輸入組合 Webサイト
http://www.jaia-jp.org/
■マセラティ横浜
http://www.dealers.maserati.com/dealers/jp/ja/8-yokohama/index.html
■ベントレーモーターズジャパン
http://www.bentleymotors.jp/Corporate/default.aspx
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