トヨタ、進化したEVでパイクスピークEVクラス連覇を狙う

 2012年のパイクスピーク・ヒルクライムにおいて、日本のラリードライバー奴田原文雄選手の運転によりEVクラスの覇者となったTOYOTA Motorsport GmbH(TMG)が製作したEV P002が、2013年もパイクスピークに帰ってくることが発表されています。

昨年はアドバンカラーだったマシンは、トヨタUSA伝統のワークスカラーへと変身。フロントウイングを備えるなど、空力的なアップグレードにも余念がない様子です。

2013_TMG

さらにドライバーは、パイクスピークの大ベテランかつトヨタ車での参戦歴も長いロッド・ミレン選手となるということ。まさに連覇へ向けた万全の体制というわけ。

果たして昨年のタイム10分15秒380をどこまで縮めることができるのか、要注目の一台といえそうです。

2012年のトヨタパイクスピークチャレンジモデル「TMG EV P002」
2012年のトヨタパイクスピークチャレンジモデル「TMG EV P002」

■チームSHOWの奴田原選手がパイクスピークEVウォーズを制す
https://clicccar.com/2012/08/14/190259/

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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