2013年モデル「サイバーナビ」でさらに進化した「AR HUD(ヘッドアップディスプレイ)」

既報のとおり、「スマートループ アイ」が最大の目玉である最新「サイバーナビ」ですが、昨年登場した「AR HUD(拡張現実 ヘッドアップディスプレイ)」も進化しています。ドライバー目線の延長上に映し出される「AR HUD」は、医学的見地からも実証実験によって焦点移動時間の半減や焦点を合わせる時間を約1/3に減らせることが分かっています。

cyber_navi06

ドライバーの負担軽減にも寄与するわけですが、2013年モデルではさらにルート表示や交差点名表示、レーン情報表示のほかに、現在時刻表示や横断歩道予告検知表示を追加することで利便性と安全性を高めているのがニュース。

H05_HUD_ドライバーモード H06_HUD_ハイエウェイモード H07_HUD_交差点リスト表示 H08_HUD_マップモード

ナビ画面に表示される「ARスカウターモード」にも新機能が加わっています。信号機のない横断歩道の存在を予告する「横断歩道予告検知」で、画像上に専用イラストを表示し、道路標示検知音も同時に再生するなど、自車周囲への意識を高めるのにひと役買うはず。

H13_横断歩道予告検知表示

新しい「サイバーナビ」は、カメラの性能が向上したことで自車の安全はもちろん、周囲への配慮なども加わるなど、従来のカーナビの枠に収まらない存在への一歩を踏み出しつつあるのかもしれません。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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