日本自動車販売協会連合会調べによる、2013年4月の国内乗用登録車(軽自動車=届出車は含まれておりません)の販売ランキングが発表されました。
1位 トヨタ プリウス 18,417台
2位 トヨタ アクア 17,182台
3位 日産 ノート 9,415台
4位 ホンダ フィット 9,176台
5位 トヨタ クラウン 8,181台
6位 トヨタ ヴィッツ 6,904台
7位 トヨタ カローラ 5,954台
8位 日産 セレナ 4,531台
9位 ホンダ フリード 4,183台
10位 スバル インプレッサ 4,041台
先月のランキングに比べると、全体として販売台数が激減しています。そして、プリウスがトップに立つのは2012年9月以来。アフォーダブルなハイブリッドカーであるアクアよりも上級指向のプリウスが売れているというのは、いわゆるアベノミクス効果でしょうか。
日産ノート、ホンダ・フィットという3・4位の順位は先月同様。今秋のフルモデルチェンジが噂されるフィットですが、その前後で順位がどのように動くのか興味深いところといえそうです。
続く5位にクラウンが食い込んでいるのは、新車効果が続いているといえそうですが、これもアベノミクスのおかげという見方ができるかもしれません。
注目はベスト10圏内に入ってきたスバル・インプレッサ(XV含む)。先日、ハイブリッドシステムの技術発表もされていますが、ランキングを見ても売れている登録車のハイブリッドカー比率が高い(10台中6台)状況だけに、遠からず登場するであろうXVハイブリッドによって、さらなるランクアップが予想されます。
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また、日本の自動車市場は3列シートのミニバンが優勢というイメージも強いところですが、先月10位だったホンダ・ステップワゴンが16位まで下がったことで、10位圏内のミニバンは日産セレナだけとなってしまった(ホンダ・フリードには2列シート仕様の「スパイク」あり)のも4月の販売ランキングの特徴です。また、11位にはトヨタの高級ミニバン ヴェルファイアが虎視眈々とトップ10を狙っているのも含め、景況感の回復を感じせるのが印象的なランキングともいえましょう。
(山本晋也)